小説になろうより「はぐるまどらいぶ。」紹介
俺が書きたいという理由だけで書くこの紹介の初回は、「はぐるまどらいぶ。」の紹介です。
主人公「アンティ・キティラ」は普通の人は使うことの出来るはずの魔法が使えない「魔無し」であり、キティラ食堂の一人娘。
物語はアンティの15歳の誕生日であり、魔無しの救済、最後の砦である「能力おろし」の日から始まります。
魔無しであるアンティは能力おろしの日に普通の魔法とは違う魔法、「歯車法」を能力おろしの日に手に入れてしまいました。
この歯車法、他の人のステータスだと魔法と体力、そしてレベル等のRPGのようなステータスが本来あるはずのアンティのステータスに歯車法という魔法と、歯車法のレベルのみが書かれており、アンティのステータスが出なかった理由は能力おろしを担当した教会の神官までもがわからずじまい。
どうやらこの歯車法、人類の魔法の歴史において初めて発見されたスキルであり、前例が無いと神官は言う。
とにかく使ってみないことにはわからない と歯車法を叫んだアンティの目の前にはなんと、淡い金色の金属のような円盤…もとい歯車が目の前に現れました。
結局歯車を出す以外にはわからずじまい。 実家のキティラ食堂のあるカーディフの街に帰り、両親やお客に色々温かい声などがあり、そのまま魔法…もとい歯車法を覚えたのだから夢であった冒険者になることを決意し、アンティは調子を取り戻します。
夢である冒険者になるにあたり父親が過去に使っていたが、今は使っていない「時限石」と、「アナライズカード」を貰い受けたのだが、なんと歯車法によって歯車と時限石とアナライズカードは一つの王冠型の歯車、「クラウンギア」になってしまい、さらにクラウンギアは頭の上から離れません。
しかもこのクラウンギア、スキルである歯車法なのに会話やアナライズカードの能力である鑑定、時限石の能力であるアイテムストレージまで使うことが出来る高性能っぷり。
このクラウンギアで何かを出来ないかとカーディフの街を探索するアンティは岩を収納して攻撃をしてみたり、廃坑を探索してみたり… そうこうして街に帰ったアンティは門番からカーディフの街周辺に「バーグベア」と呼ばれる巨大熊が街の近くに出現したと聞かされました。
街に入ったアンティは、悪ガキ3人組が屋根の上におもちゃの木の剣を投げてしまい、取れずじまいで困っていたので歯車法を使い、無事剣を回収してあげました。
その後アンティは家に帰りますが、食堂のお客さんの話題がバーグベア一色で不安の色を隠せないのか両親に質問を投げかけ、あっさり返されます。
…そしてもうすぐ日が暮れる時間になったというのに悪ガキ3人組のユータはバーグベアを倒すんだ!と意気込み、ちっぽけなおもちゃの木の剣と、台所に使われるような火の魔石を持ち、子供にしか通れない抜け穴でバーグベア退治へと向かっていってしまいました。
その日の晩。アンティは大きな音のノックと叫び声で目が覚めてしまいました。その夜の訪問者は、悪ガキ3人組の一人であるログ。なんだなんだとアンティが話を聞いてみれば。
…悪ガキ3人組であるユータとアナがバーグベアを退治しに外へ行ってしまったという話でした。
そうしてアンティはバーグベアの声が聞こえる森へユータとアナを探しに外へと向かい…
大体第一部である能力おろし編はこんな感じです。
挿絵が随所随所にあり、絵本テイストでとてもマッチングしているため、最初は合わなくても話を読んでいくうちにコレじゃなきゃダメになるでしょう。なりました。
筆も早いのか1週間待てば2話近く更新されてたりするので飽きること無く待てるのがかなりプラス。
読もう!はぐるまどらいぶ!イチオシです。